下関便り、第2号です。バックナンバー
- Asami Kitamura
- 2020年10月2日
- 読了時間: 3分
山口県下関市のあれこれ、フグや美味しいもの情報、 次の旅先を下関に...!決めたくなる情報を目指して配信予定。 無理くり登録いただいた方も...ありがとうございます!(笑)



今回は「下関とくじら」編


突然ですが皆さま、「山の上を泳ぐクジラ」を見たことはありますか? ー私はあります(笑)
それがこちら



「長府関見台公園(ちょうふせきみだいこうえん)」 ・・どんっ! と、迫力も渋さも満点なクジラが、下関市街地の山の上にあるんです。 市民にとってはなんのこっちゃない日常風景。 1956年に開館した「旧下関水族館」の「鯨館(くじらかん)」なる別館の跡で、 お役御免となった今も、雄大な関門海峡を臨む珍スポットです! ・・・ 嫁ぐ前に、ごっつさんから聞かされてた ”小さい頃、山の上にクジラの建物があって、口から入ってお尻からよく出てた” 半ば信じられずいましたが、今は納得です(笑)


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開館直後の賑わい。ステキです。
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内部はかつて、鯨のことを学べる資料館でした

さて、 「下関市」「横浜ベイスターズ」「魚肉ソーセージ」 と聞いて共通点を思いつきますか?
ヒントです




わかった!という方は、ご年齢がバレてしまうかもしれませんが(笑)
旧水族館の鯨でもわかるように、下関市が「フグの街」 のもっともっと前から「鯨のまち」と言われてきました。 (今、あれだけフグ推しなのに...笑)
それは、明治以降に急発展した「捕鯨業」。
そのガリバー的存在「大洋漁業(現:マルハ株式会社)」の本社が
下関にあったからなんです!!これ意外と知られてないようです!?

聞き馴染みのある魚肉ソーセージでも有名な「マルハ」は、大洋漁業の現社名。大人気だった「大洋ホエールズ(現:横浜ベイスターズ)」擁していた!!
そう言われると・・・”ホエールス!”。
”クジラ!”って言ってたー!

捕鯨業が一大産業だった為、昭和前期は特に下関市が栄えるきっかけともなったのだそう。当時珍しく、南極まで捕鯨ができる大母艦を擁して、トップシェアを誇ったのだそう。そして、大洋漁業から寄贈された建造物がこちら。 つながってきました?
当時の建造の際は、大洋漁業の社長の依頼で
「鯨のふるさとの南極海の方、南南東を向いて建ててやってくれ。」
現在も南南東を向いています。クゥ〜泣ける!
・・・
ぜひ、フグ押しが強めな下関ですが、クジラの事にも思いを馳せてみてください(笑) ぜひ珍スポットたちも、直接見に来てくださいね。 (南極にまつわるクジラ、ペンギンネタも次回以降...)

↑ 旧下関水族館を引き継ぐ「海響館(かいきょうかん)」という水族館。 昼間はクジラに全く見えないのですが、夜は完全にクジラになりました! ・・・ 今回も、御拝読ありがとうございました!! 毎月29日はなんと「フクの日」。 月に1度くらいのペースで、日本の本州の果て「下関」に思いを 馳せていただきますと幸いです(笑) 下関生活の生存確認として、どうぞ今後ともお納めください。 (お友達やお仲間にサブカル好きそうな方がいたら、サイト広めてください〜♪)
アンサーミー
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